熟成酒を楽しもう!おすすめの日本酒とアレンジした飲み方をご紹介します


熟成酒を楽しもう!
おすすめの日本酒とアレンジした飲み方をご紹介します

玉城屋で一番日本酒が好きな酒匠ミクです。

日本酒が好き、とっておきのお酒を自宅の冷蔵庫に寝かせている・・・
そんな日本酒愛が強い皆さんにぜひ挑戦していただきたい古酒の楽しみ方をご紹介します。

そもそも熟成酒って奥深いですよね。秋に発売される「ひやおろし」は冬に作ったお酒をひと夏寝かせることで、角が取れ、まろやかになったお酒です。1年、3年、10年熟成というように熟成期間がラベルに表示されているタイプもあります。また、氷温熟成や雪室貯蔵、土蔵熟成といった具合にどんな環境で保管されていたのかが分かるお酒もあります。
一般的に温度が低いほど化学変化のスピードが遅くなるので、やさしいまろやかな味になりやすく
反対に保管温度が室温に近かったり、熟成期間が長くなったりするにつれて、複雑な味わいが現れ紹興酒っぽくなると言われていますが、
どんな味に変化しているか飲んでみるまでわからない、時を越えた楽しみが古酒にはあります。

おすすめの熟成酒

長期熟成酒を用意しよう
まずは照りのある琥珀色が美しい「TAMAKIYA SELECTION 酒匠厳選長期熟成酒」です。


美味しそうに飲んでいますね。これは玉城屋4代目山岸が惚れ込んだ下越酒造さんの熟成酒です。特別にオリジナルのラベルを貼らせていただきました。年輪がデザインされています。

異なるヴィンテージがブレンドされており、古いものでは25年熟成酒が使用されています。私が生まれる前のお酒です(笑)
香りはカラメルやローストしたアーモンド、クルミのようなニュアンスがある甘くて香ばしい、濃醇旨口です。カニみそなど甲殻類の旨味がしっかりしたお料理や、くせの強いウォッシュチーズとのペアリングはほっぺが落ちるおいしさです。
デザートに合わせる場合はキャラメルソースのような働きをしてくれるのでバニラアイスやクレームブリュレとよく合います。気になる方はぜひ醸す森オンラインショップをご覧ください!

▼「TAMAKIYA SELECTION 酒匠厳選長期熟成酒」はこちらから購入できます。
玉城屋・醸す森オンラインショップ

熟成酒のアレンジ方法

①長期熟成酒×黒胡椒
スパイスと熟成酒はとても相性がいいです。黒胡椒をひとふりすると、木樽のような香りがふわっと立ち上がります。これは牛肉料理と合わせたいですね。お家で手軽にできるアレンジなので、ほんの少しの胡椒を用意して味変に挑戦してみてください。

②熟成花梨酒×ソーダ
続いては貴重な花梨酒をご紹介します。苗場酒造さんが販売されている花梨酒の古酒です。なんと28年熟成。平成4年に作られた日本酒ベースの果実酒です。こちらも私より長生きのお酒です。



冷やした花梨酒は甘やかなアタックから、ナッツの香り、そしてビターチョコレートのアフターフレーバーに。口に含んでからの変化がおもしろいです。これにソーダを2割ほど加えてみてください。アルコール度数が低くなり、飲みやすくなります。貴重なお酒なので、ぐびぐび飲むのは我慢してくださいね。
苗場酒造さんの「花梨酒」はこちらからチェックしてください。
苗場酒造Amazon

③長期熟成酒×長期熟成酒
最後は私が一番オススメするアレンジです。これまで紹介した2種類の長期熟成酒を1:1でブレンドしてみましょう。下越酒造さんと苗場酒造さんのコラボレーションです。ポイントはどちらも常温にすることです。この温度だと花梨酒から蜂蜜のニュアンスが出てくるので、とろけるような濃厚なカクテルが出来上がります。


熟成酒のアレンジはいかがでしたでしょうか?みなさんも長い時をかけて深みを増した古酒の世界をお楽しみください。

酒匠 杵淵未来

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