【日本酒の世界】「辛口の日本酒ください」って言ってしまってないですか?
「日本酒って銘柄がたくさんありすぎて、どんなお酒を頼んだらいいかわかんない!」そんなとき、お店のスタッフの方に「辛口の日本酒ください」って言ってしまってないですか??
そんなあなたは、もしかしたら日本酒の世界を狭めてしまっているかも?
日本酒のことを伝えていこうと思うのですが、初回は
【お好みの日本酒に出会う方法:辛口の日本酒の頼み方】についてお伝えします。
↓ちなみに、営業後のお酒たち(笑)当館も60種類以上の新潟の日本酒があります。
「辛口の日本酒」って、実は結構幅があって、難しいです。
そもそも「辛口」って、個人の味覚に大きく左右されます。 同じお酒を出してもある人は「甘口」、ある人は「辛口」って言うことも実は結構あります。
例えば、香りが華やかな大吟醸のお酒。
日本酒全体の中では味は辛い!というものであっても、 そのフルーティーな香りから「甘口」という人はわりといます。
そして、すっきりした「越の景虎超辛口」というお酒。ネーミングからしても、絶対辛口!なんですが、お客様から「甘い!」ということを言われたことがあります。あっさりしていて水のようにからだに吸い込まれるお酒。その方にとっては甘い、という判断。
要は、ほんとに「辛口」という表現が人それぞれ!なんです(笑)
そんな状況の中、「辛口の日本酒」に対する無難なお店の対応は、「すっきりさっぱりした日本酒をご提案する」 です!
おそらく大多数の人が考える辛口のイメージのお酒なので、こうなるわけですが、いろんな種類の日本酒がある中で、少しもったいない気もしています。
では、どうしたらいいのか???
日本酒は利き酒師的には、大きく4つのタイプに分類できます。
(1)爽酒・・・すっきり爽快なタイプ
(2)薫酒・・・香りが華やかでフルーティーなタイプ
(3)醇酒・・・コクがあるタイプ
(4)熟酒・・・重厚な味の、いわゆる熟成酒
これの分類を利用して、というのが利き酒師・酒匠なんですが、
辛口のお酒が飲みたいというリクエストに「私の考えるタイプ分類」をすると、、
(1)すっきり爽やかな辛口・・・いわゆる淡麗辛口系(爽酒)
(2)力強くピリっとくる辛口・・・めちゃ辛いタイプが好きな方はこちら。原酒系。(爽酒)
(3)香りが華やかな辛口・・・人によっては香りの影響で甘いと感じる人も。(薫酒)
(4)コクのある辛口・・・・人によっては旨みの影響で甘いと感じる人も。(醇酒)
こんな分類で、日本酒をリクエストするのもご自身の日本酒の世界を広げるには楽しいかも?
そしてお好みのお酒を探してみてください。
そして同じお酒でも、提供方法によっては、辛口になったり、甘口になったり、、、笑。
合わせるお食事によって、全然味が変わったり、、。
いろいろお伝えしたいけど、長くなってしまったので、また今度。
玉城屋旅館では、日々いろいろなご提案をしております♪
日本酒の楽しい世界へ♪